「史跡紹介」一覧
【九品寺】葛城道にある素晴らしい屋根瓦の寺
歴史 九品寺は聖武天皇の詔によって、行基(ぎょうき)が開いたと言われています。 行基は東大寺の大仏建立に力を注いだ僧です。 境内には「千体石仏」があります。 これは南北朝時代、御所城主の楢原氏は南朝方の楠木正成に味方し、北朝と戦った際に、家族や地元の人々が身代わりのために石仏を掘り、菩提寺である九品寺に奉納したとされています。 そのため「身代わ…
【葛城一言主神社】雄略天皇との逸話が古事記に残る一言主大神を祭る神社
歴史 葛城山にて第21代 雄略天皇(幼武尊(わかたけるのみこと))が狩りをしている時に、一言大神は顕現(けんげん)(はっきり姿を現わす)されました。 その際、一言主大神は雄略天皇と同じ姿で現れたと言われています。 雄略天皇はそれが大神であることを知ると、大御刀・弓矢・百官の衣服を奉献しました。 「古事記」によると、一言主大神は雄略天皇に名を問わ…
【江口君堂】西行法師と歌を詠みあった女主人紗の物語が残る
持っていた本に載っていたので興味があり江口君堂(えぐちのきみどう)を訪ねました。 正式名称は宝林山普賢院寂光寺(ほうりんざんふげんいんじゃっこうじ)です。 江口君堂の全体 由緒 1167年、西行(さいぎょう)法師が天王寺への参拝途中に江口で時雨にあい、宿を求めたところ、出てきた女主人 遊女妙(たえ)に断られました。 …
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