「読了本」一覧
新撰組の副長 土方歳三の一生を描いた歴史小説【燃えよ剣】
有名な新撰組の副長である「土方歳三」を描いた小説。
その人物像が細かく描写した読み応えのある内容でした。
田舎剣士が最期は徳川方を指揮し戦う姿には、幕末の時代を象徴するような奇妙な機会の巡り合わせを感じました。なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか
日本には多様な神を祀った神社が存在します。
古来より信仰を集めている神や鎮魂のために人が神となり祀られたなど、祀られるようになった経緯も様々です。
本書ではどのような経緯で信仰を集め祀られるようになったかを、特に数の多い11の神社を対象にその由緒をまとめています。
何気なく自分の周りに存在する神社のその由緒を知ることで神社に対する思いなどが変わるかもしれません。神社から古代氏族のルーツを解き明かす
大和で実権を握っていた天皇家の祖神が遠い伊勢の地にあるのはなぜか。また三種の神器の一つ草薙の剣はなぜ熱田神宮で祀られているのか。
その他にも古代氏族が祀っている神々や神社には謎が多々あります。
本書では「記紀神話」などからその謎を読み解いていきます。
読了後は自分の地域にある神社や地名に残る歴史の面影を追いかけたくなるでしょう。司馬遼太郎が描く英雄「義経」の生涯
日本人に馴染み深い義経。伝説的な逸話の数々は現代でも語り継がれています。
ただ、あまりにも英雄的な話が多いのでどこか浮世離れして感じました。
本書は「生身の義経」を描いており、どこか欠けているが一本気の姿が感じ取れました。